Power Supply Current Measure IPは、ICの電源ピンに流れる電源電流を測定するアルゴリズムIPです。
Power Supply Current Measure IPを使用することで、測定対象デバイスの以下の様な電気的特性を容易に測定、評価することが出来ます。
- 静止時電源電流
- 動作時電源電流
また、Multipoint Measurement Pluginを使用することにより、以下の様な電気的特性を容易に測定、評価することが出来ます。
- IDDQテスト
- 最大電源電流
- 最小電源電流
- 平均電源電流
- 電源電流のばらつき(3σ)
機能
本IPは、以下の機能を提供します。
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以下のチャンネルが接続されたピンの電源電流を測定出来ます。
- Power Supply
- RVS
- ATES UTILITY Power Supply 6V 4A
ATEサービス株式会社製UTILITY BOXのチャンネルです。UTILITY BOX接続時に使用できます。
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パターンを実行し、特定の動作状態で電源電流を測定出来ます。詳細はパターン実行と測定を参照下さい。
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I/Oピンのピン・アウト・リレーをオープンして測定出来ます。測定系のリーク電流の影響を軽減することが出来ます。詳細はI/Oピンの動作状態変更を参照下さい。
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デバイス・ピンにVIH/VILレベルを印加して測定出来ます。詳細はI/Oピンの動作状態変更を参照下さい。
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測定レンジを変更して測定出来ます。詳細はPower Supplyピンの測定レンジの変更を参照下さい。
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インターポーズ処理で測定値や判定結果を変数に保存出来ます。詳細はインターポーズ処理を参照下さい。
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パターンの実行結果を判定出来ます。詳細はパターン実行結果の判定を参照下さい。
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ファイナライズ・パターンを実行することができます。詳細はファイナライズ・パターンの実行を参照してください。
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Arbitrary Waveform Applying Pluginによって、パターンに同期して測定対象に任意波形を印加できます。
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External Power Supply Control Pluginによって、外部の電源装置からGPIB制御により電源を供給できます。
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Multipoint Measurement Pluginによって、一つの測定項目で複数のパターン実行条件で測定できます(以下、複数ポイント測定機能)。また、各測定ポイントにおける統計値を判定できます。詳細は「Multipoint Measurement Plugin リファレンス・マニュアル」を参照してください。
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Batch File Execution Pluginによって、測定シーケンスの各タイミングでバッチファイルを実行することができます。詳細は「Batch File Execution Plugin リファレンス・マニュアル」を参照下さい。