Digital Output Capture IP

Digital Output Capture IPは、測定対象から出力される信号を、0/1データとしてキャプチャするアルゴリズムIPです。
キャプチャしたデータを良否判定します。またキャプチャしたデータをファイルに保存します。

このIPを使用して次のような試験を行うことができます。
* ICのChipID/デバイスID読み出し
* センサIC/リニアIC/アナログICのトリミング
* センサIC/リニアIC/アナログICのデジタルコードの検証、特性評価  

Rev 2.05.00の改版内容

  • CSVファイルを保存するフォルダ名を変数、定数、演算式で指定する機能を追加しました。
  • CSVファイルを保存するフォルダ名をワークプロジェクトからの相対パスで指定する機能を追加しました。
  • データ・ログに項目名を表示する機能を追加しました。
  • ブレイク・ポイント機能を追加しました。
  • パス・カウントの判定を無効にする機能を追加しました。
  • Arbitrary Waveform Applying PluginのRev1.01.00に対応しました。
  • External Power Supply Control Plugin のRev1.04.00に対応しました。  
  • Batch File Execution PluginのRev1.01.00に対応しました。

機能

Digital Output Capture IPは、次の機能を持っています。

  • 測定対象から出力される信号をI/Oチャンネルで比較し、0/1データとしてキャプチャします。
  • キャプチャするピン、キャプチャ方式、キャプチャするパターン範囲を指定できます。
  • キャプチャしたデータは、符号あり32ビット/符号なし32bitの10進数/16進数データに変換できます。
  • 変換した数値データ毎に異なる判定値で良否判定できます。
  • キャプチャしたデータをピンごとのビットデータとしてCSVファイルに保存できます。
  • インターポーズ処理によって測定データや良否判定結果をユーザ変数に保存できます。
  • 変換した数値データをCSVファイルに保存できます。
  • データ・ログおよびCSVファイルのヘッダにコメントおよび変数値を出力することができます。
  • Arbitrary Waveform Applying Pluginによって、パターンに同期して測定対象に任意波形を印加できます。
  • External Power Supply Control Pluginによって、外部の電源装置からGPIB制御により電源を供給できます。
  • Capture Range Extension Plugin for Digital Output Capture IPによって、キャプチャ可能なピン数、ビット数、WFC種類を拡張する取得範囲拡張機能が使用できます。
  • Batch File Execution Pluginによって、測定シーケンスの各タイミングでバッチファイルを実行することができます。詳細は「Batch File Execution Plugin リファレンス・マニュアル」を参照下さい。

カートに入れる

製品グループアルゴリズムIP
型番PCXA01-M1031
関連リンク
提供元株式会社アドバンテスト
対応機器
  • CX1000P CX1000_MCU
  • CX1000D CX1000_MCU
  • CX1000D S2-LINK CX1000_MCU
Waveform Viewer Tool

External Power Supply Control Plugin

Arbitrary Waveform Applying Plugin

Capture Range Extension Plugin for Digital Output Capture IP

Batch File Execution Plugin

リビジョン

リリース日リビジョン番号内容
2020年05月29日(金)2.05.00
  • CSVファイルを保存するフォルダ名を変数、定数、演算式で指定する機能を追加しました。
  • CSVファイルを保存するフォルダ名をワークプロジェクトからの相対パスで指定する機能を追加しました。
  • データ・ログに項目名を表示する機能を追加しました。
  • ブレイク・ポイント機能を追加しました。
  • パス・カウントの判定を無効にする機能を追加しました。
  • Arbitrary Waveform Applying PluginのRev1.01.00に対応しました。
  • External Power Supply Control Plugin のRev1.04.00に対応しました。  
  • Batch File Execution PluginのRev1.01.00に対応しました。
2019年07月23日(火)2.04.10
  • 取得範囲拡張機能使用時の[Serial Bit Length]の指定範囲に関する不具合を修正しました。
Revision[Serial Bit Length]の指定範囲
Rev2.04.00使用しているシステムのI/Oピンの最大チャンネル数まで指定可能
Rev2.04.10256まで指定可能
2019年06月19日(水)2.04.00
  • 製品名を「デジタル出力キャプチャIP」から「Digital Output Capture IP」に変更しました。
  • [Capture Condition]、[Measurement Result]、[Options]の各タブのデザインを変更しました。変更内容の詳細はリファレンス・マニュアルを参照してください。
  • 変換する数値データの基数(10進数/16進数)を指定する機能を追加しました。
  • データ・ログを整数(10進数/16進数)表記に変更しました。
  • キャプチャ・データの数値表現方法(符号付き32bit/符号無し32bit)を指定する機能を追加しました。(1)
  • デバッグ情報(キャプチャ結果および途中経過、ワーニング、測定シーケンス)を出力する機能および制御する機能を追加しました。
  • 保存するCSVファイル名をカスタマイズする機能を拡張しました。
  • [Capture Mode] = [Address Selection]の時に判定値がキャプチャしたデータと異なる不具合を修正しました。
  • ワーク・プロジェクトのフォルダ以外にあるパターン・ファイルを使用したときにCSVファイルへの保存が出来ない不具合を修正しました。
  • [Capture Mode]に因って任意波形印加機能が使用できない不具合を修正しました。
  • 取得範囲拡張機能使用時、試験条件に因って誤った数値データが保存されてしまう不具合を修正しました。
  • Batch File Execution Plugin(PCXA01-M5009)のRev1.00.00に対応しました。
  • Capture Range Extension Plugin for Digital Output Capture IP(PCXA01-M1044)のRev1.00.10に対応しました。
  • External Power Supply Control Plugin(PCXA01-M1039)のRev1.03.00に対応しました。
2018年02月13日(火)2.03.00
2017年10月30日(月)2.02.00
  • [Capture Mode]に[Address Selection]を設定している場合に、デバイス出力を正しくキャプチャすることができない不具合を修正しました。
  • [Capture Mode]に[Cycle Selection]を追加しました。
  • 保存ファイル名のカスタマイズ機能を追加しました。
2016年12月06日(火)2.01.00
  • エキスパート・モードの“フロー項目一覧領域”の“電源遮断制御”機能に対応しました。
  • 外部電源制御プラグインR1.01.00をサポートしました。
2016年05月13日(金)2.00.00
  • 製品名を変更しました。

    • 新商品名:デジタル出力キャプチャIP
    • 旧商品名:パターンキャプチャIP
    • 旧商品名でご契約いただいている場合、商品名変更に伴う契約の変更手続きは不要です。
  • IP名を変更しました。

    • 新IP名:Digital Output Capture IP
    • 旧IP名:PatternCapture_IP
    • 旧IP名で作成されたプロジェクトもそのまま使用できます。
  • AWG Conditionタブを追加しました。

    • AWG Conditionタブは、任意波形印加プラグインによって有効になります。
    • 任意波形印加プラグインとはパターンに同期して測定対象に任意波形を印加する機能をアルゴリズムIPに付与するプラグインです。
    • 任意波形印加プラグインについては商品ページを参照ください。
  • External Power Supplyタブを追加しました。

    • External Power Supplyタブは、外部電源制御プラグインによって有効になります。
    • 外部電源制御プラグインとはパターンに同期して測定対象に任意波形を印加する機能をアルゴリズムIPに付与するプラグインです。
    • 外部電源制御プラグインについては商品ページを参照ください。
  • Documentタブを追加しました。

    • Documentタブには、本IPのリファレンス・マニュアルと改版履歴を表示するボタンが設置されています。
  • タブ名を変更しました。

    • 変更前: Measurement Condition
    • 変更後: Measurement Result
  • パラメータ名、記述箇所を変更しました。

パラメータ名 記述箇所
変更前 変更後 変更前 変更後
"Save Measured Data" "Save measured data" Capture Conditionタブ Measurement Resultタブ
"Save captured data"(名称変更なし) Capture Conditionタブ Measurement Resultタブ
"CSV Save Folder" "Folder" Capture Conditionタブ Measurement Resultタブ
"Capture Pin"(名称変更なし) Measurement Resultタブ Capture Conditionタブ
"Output Form"(名称変更なし) Measurement Resultタブ Capture Conditionタブ
"Serial Bit Width"(名称変更なし) Measurement Resultタブ Capture Conditionタブ
2015年07月03日(金)1.02.00
  • Upper Limit/Lower Limitの変数機能対応
  • 総PASS数判定の追加
  • 「個別判定結果」「個別測定データ」「トータル判定結果」「総PASS数」のインターポーズ機能による読み出し機能の追加

前Revにて作成したプロジェクトの初回ロード時において、以下のエラーメッセージがコンソールに表示されます。

Error occurred.
Error Code: 001-0130-013
[Measurement Condition]
The following variable error occured.
dummy:
Variable not defined: "dummy".

このエラーは改版に起因するものですが、本IPの機能に問題はありません。 本Revで保存したプロジェクトでは発生しません。

2015年02月02日(月)1.01.00

IP Manager対応

2015年01月26日(月)1.00.00

初版