GPIB External Instrument Measure IPは、GPIB I/F を使用して外部機器を制御し、測定を行うアルゴリズムIP です。
本IPを使用することで、次のような測定や制御を容易に行うことができます。
- デジタルマルチメーターによる高精度な電圧/電流測定
- オシロスコープによるTr/Tf測定
- スペクトラムアナライザによる高精度なSNR/THD測定
機能
以下の機能を提供します。
- 以下のコマンドを記述したコマンドリストファイルに従って、外部機器と通信します。
- PrimaryAddressコマンド:外部機器のプライマリ・アドレス、通信の制限時間、終端文字列を指定します。複数指定することで、異なる機器の制御が可能です。
- SecondaryAddressコマンド:外部機器のセカンダリ・アドレスを指定します。
- Sendコマンド:外部機器へ指定したコマンドを送信します。
- Receiveコマンド:外部機器へ指定したコマンドを送信し、外部機器から文字列を受信します。受信した文字列を指定した型の測定値に変換し、良否判定します。
- ReceiveMコマンド:外部機器へ指定したコマンドを送信し、外部機器から文字列を受信します。受信した文字列を指定した区切り文字で分割します。分割した各データを指定した型の測定値に変換し、良否判定します。
- Waitコマンド:指定した時間待ちます。
- Printコマンド / Printlnコマンド:指定した文字列をコンソールに表示します。
- コマンドリストファイルに記述したコマンドを、測定前処理、測定、測定後処理の3つのタイミングで実行できます。
- 各コマンドで受信したデータをCSVファイルに保存できます。
- インターポーズ処理により、測定値および判定結果を変数に保存できます。
- 以下のデバッグ支援機能を提供します。
- [Edit]ボタン:コマンドリストファイルをテキストエディタで開きます。
- [Open]ボタン:保存した受信データファイル(CSVファイル)を開きます。フォルダが指定されている場合はエクスプローラーで開きます。
- [*RST]ボタン:外部機器に”RST”コマンドを送信します。
- [*CLS]ボタン:外部機器に”CLS”コマンドを送信します。
- [*IDN?]ボタン:外部機器に”IDN?”コマンドを送信し、受信した文字列をコンソールに表示します。
- [SEND]ボタン:外部機器に[Command]に指定したコマンドを送信します。
- [READ]ボタン:外部機器に[Command]に指定したコマンドを送信し、受信した文字列をコンソールに表示します。
- [Show Trace Log]:通信の詳細ログをコンソールに表示します。
- [Power Supply]タブ、[Signal]タブ、[Power sequence]タブに従ってCX1000の各ユニットを制御します。
- [Pattern]タブに従ってパターンを実行します。
- Arbitrary Waveform Applying Pluginによって、パターンに同期して測定対象に任意波形を印加できます。
- External Power Supply Control Pluginによって、外部の電源装置からGPIB制御により電源を供給できます。
- Batch File Execution Pluginによって、測定シーケンスの各タイミングでバッチファイルを実行することができます。
- 以下のIPを連携することで測定条件を変更しながら測定結果を評価、解析することが出来ます。
注意事項
本製品を使用する場合、National Instruments社製 NI GPIB-USB-HS+ (または、NI GPIB-USB-HS)を別途ご準備ください。
また、National Instruments社製NI-488.2 Version 15.5以降(ドライバ・ソフトウェア)が必要です。