任意の電圧を印加した時のADC出力デジタルコードを取得する方法

はじめに

センサーやミックスドシグナルICに内蔵されるADC(Analog to Digital Converter)では、DCリニアリティ特性やAC特性以外にも、その用途に併せて様々な評価を行う場合があります。
ADCの精度や誤差を確認するためにはINL/DNL測定やAC特性評価だけではなく、任意の電圧におけるADCの変換結果を確認することも有効な手段の一つです。
CloudTesting™ ServiceのAWG(Arbitrary Waveform Generator)とDMEM(Digital capture MEMory)を 同時に使用することで、任意の電圧におけるADC変換結果の取得・判定を簡単に 行うことができます。

本書では、CloudTesting™ Serviceを利用して任意の電圧を印加した時のADC出力デジタルコードを取得する方法を解説します。

題材

シリアル出力8bitADCに対して、All“0”(0x00)からAll“1”(0xff)までのデジタルコードを出力するアナログ電圧を印加、デジタルコードをキャプチャします。
キャプチャした個々のデジタル出力コードを判定し、CSVに保存します。

必要IP

デジタル出力キャプチャIP
測定対象から出力される信号を、0/1データとしてキャプチャするアルゴリズムIPです。
キャプチャしたデータを良否判定します。またキャプチャしたデータをファイルに保存します。

任意波形印加プラグイン
パターンに同期して測定対象に任意アナログ電圧を印加する機能をアルゴリズムIPに付与するプラグインです。

上記2つのIPにより、デジタル出力キャプチャIPに任意波形印加プラグインの機能が付与されます。

測定手順

1. 測定対象に印加する任意アナログ電圧を設定する

印加するアナログ電圧レンジ、生成モード、電圧データをAWG Conditonタブで指定します。
AWG Conditionタブは任意波形発生プラグインが有効な場合に表示されます。

測定対象に印加する任意アナログ電圧を設定する

2. 測定対象から出力されるデジタルコードをキャプチャする

“どの行でキャプチャするか”、“どのピンをキャプチャするか”等の設定は Capture Conditionタブで指定します。 この例は、デジタル出力がシリアル形式なので、キャプチャ後にシリアル-パラレル変換を行います。

測定対象から出力されるデジタルコードをキャプチャする

3. キャプチャした個々のデジタル出力コードを判定しCSVに保存する

キャプチャ後にシリアル-パラレル変換したデジタルコードをMeasurement Resultタブで判定します。

キャプチャした個々のデジタル出力コードを判定しCSVに保存する

関連事項

更新日
2017年01月01日(日)