Analog Output Verification IPは、測定対象から出力される電圧をDigitizerでパターンに同期して測定するアルゴリズムIPです。
本IPを使用することで、測定対象デバイスの以下の様な測定や評価を容易におこなうことができます。
- センサIC/リニアIC/アナログICのアナログ出力の検証、特性評価
- IC動作時の出力電圧モニタリング
また、CloudTesting™ Lab Expert Mode Licenseのインターポーズ機能やPattern Modify IPを組み合わせることで以下の様な測定を容易におこなうことができます。
- センサIC/リニアIC/アナログICのトリミング
Rev 2.02.00の改版内容
- 製品名を「アナログ出力検証IP」から「Analog Output Verification IP」に変更しました。
- [Measurement Result]タブの判定条件が1行で、且つ[Upper Limit]もしくは[Lower Limit]に設定がない場合にデータ・ログが正しく出力されない場合がある不具合を修正しました。
- GUIのデザイン、パラメータ名を変更しました。詳細はリファレンス・マニュアルを参照ください。
- JEC命令および[Loop Section]による無限ループでの測定に対応しました。
- Overflow発生時の処理を見直しました。詳細はリファレンス・マニュアルを参照ください。
- キャプチャ・データに一次関数を適用する機能(演算機能)を追加しました。
- 測定値をCSVファイルに出力する機能を拡張しました。
- データ・ログに項目名を表示する機能を追加しました。
- デバッグ情報を表示する機能を拡張しました。
- キャプチャしたデータをWaveform Viewerで表示する機能を拡張しました。
- ブレイク・ポイント機能を追加しました。
- パス・カウントの判定を無効にする機能を追加しました。
- CSVファイルの保存フォルダを変数、定数、演算式で指定する機能を追加しました。
- CSVファイルの保存フォルダをワークプロジェクトからの相対パスで指定する機能を追加しました。
- Batch File Execution Pluginに対応しました。
- Arbitrary Waveform Applying PluginのRev1.01.00に対応しました。
- External Power Supply Control Plugin のRev1.04.00に対応しました。
機能
- 以下のチャンネルが接続されたピンの電圧をDGTでキャプチャします。
- I/Oチャンネル
- DGTチャンネル
- 指定したアドレスでパターンに同期してキャプチャします。
- 演算機能によりキャプチャしたデータに線形演算が適用できます。
- キャプチャしたデータもしくは演算機能で求められたデータを測定値とし、測定値毎に異なる判定値で良否判定できます。
- 測定値をCSVファイルに保存できます。
- データ・ログのヘッダにコメントおよび変数値を出力することができます。
- Arbitrary Waveform Applying Pluginによって、パターンに同期して測定対象に任意波形を印加する任意波形印加機能を使用できます。
- External Power Supply Control Pluginによって、外部の電源装置からGPIB制御により電源を供給できます。
- Batch File Execution Pluginによって、測定シーケンスの各タイミングでバッチファイルを実行することができます。