Fixture Delay Calibration IPは信号経路の遅延時間を補償するためのアルゴリズムIPです。
CX1000は[Timing A/Timing B]と[Judge Timing]の位相をFUNCケーブル端で校正しています。このため、テスト・ボード(フィクスチャ)信号経路の遅延時間分、タイミング位相にずれが生じます。 Fixture Delay Calibration IPは、信号経路の遅延時間をキャンセルすることによって、DUT端でタイミング位相を合わせます。
次のような場合に、本IPを使用してタイミング位相を校正してください。
- 信号経路の遅延時間が試験スペック上無視できない
- 測定環境上、信号経路を長くする必要がある
機能
Fixture Delay Calibration IPは、次の機能を持っています。
- テスト・ボードの配線時間長に従い[Timing A/Timing B]と[Judge Timing]の位相を校正します。
- 校正できる範囲は0nsから10nsです。
- 校正の時間分解能は250psです。
- I/Oチャンネル毎に個別の配線時間長を指定できます。
- 校正対象I/Oチャンネルを選択できます。
- PCXA01-M1038 Fixture Delay Measurement IPにより作成されたフィクスチャ・ディレイ・データ・ファイルを読み込むことができます。