Fixture Delay Calibration IP

Fixture Delay Calibration IPは信号経路の遅延時間を補償するためのアルゴリズムIPです。

CX1000は[Timing A/Timing B]と[Judge Timing]の位相をFUNCケーブル端で校正しています。このため、テスト・ボード(フィクスチャ)信号経路の遅延時間分、タイミング位相にずれが生じます。 Fixture Delay Calibration IPは、信号経路の遅延時間をキャンセルすることによって、DUT端でタイミング位相を合わせます。

次のような場合に、本IPを使用してタイミング位相を校正してください。

  • 信号経路の遅延時間が試験スペック上無視できない
  • 測定環境上、信号経路を長くする必要がある

機能

Fixture Delay Calibration IPは、次の機能を持っています。

  • テスト・ボードの配線時間長に従い[Timing A/Timing B]と[Judge Timing]の位相を校正します。
  • 校正できる範囲は0nsから10nsです。
  • 校正の時間分解能は250psです。
  • I/Oチャンネル毎に個別の配線時間長を指定できます。
  • 校正対象I/Oチャンネルを選択できます。
  • PCXA01-M1038 Fixture Delay Measurement IPにより作成されたフィクスチャ・ディレイ・データ・ファイルを読み込むことができます。

カートに入れる

製品グループアルゴリズムIP
型番PCXA01-M1037
関連リンク
提供元株式会社アドバンテスト
対応機器
  • CX1000P CX1000_MCU
  • CX1000D CX1000_MCU
  • CX1000D S2-LINK CX1000_MCU
  • CX1000P MEMORY_TYPE_F
  • CX1000D MEMORY_TYPE_F
Fixture Delay Measurement IP

リビジョン

リリース日リビジョン番号内容
2020年08月21日(金)1.02.02
  • マニュアル記載の社名・ロゴマークを変更しました。
2019年08月28日(水)1.02.00
  • 製品名を「フィクスチャディレイ校正IP」から「Fixture Delay Calibration IP」に変更しました。
  • ピン・マルチプレクス機能使用時、スレーブ・チャンネルを校正対象から自動的に除外する機能を追加しました。
2016年08月17日(水)1.01.00
  • I/Oピン以外のピン名を表示する問題を修正しました。
2015年09月30日(水)1.00.00

初版