半導体関連企業

半導体関連企業の社員研修で活用

経緯

半導体関連企業K社では、技術系新入社員の研修で「半導体回路の基本的な動作とその検証」を研修プログラムの1つとしています。 これまで同プログラムでは社内のICテスタを使って実習を行っていました。 しかし、これは本来開発用途の設備を借用するため、使用できる時間に制限があり、また、1台の装置を新入社員全員でシェアせざるを得ませんでした。 更にICテスタを使いこなすためには、事前に専用のテスト言語を習得する必要があります。 結果として、テスト言語の習得に時間を割かれ、本来の目的である「半導体の動作検証する」ことに全員が実感を持つのが難しい状況でした。

お客様の声

CloudTesitng™ Service(CTS)を導入した決め手は?

決め手は、次の4点です。

  1. 直感的に操作できる操作性の良さ。
  2. 月額料金で利用できる為、研修スケジュールに合わせて利用が可能
  3. ハードウェアがコンパクトであり、必要なシステム数だけ研修室で使用できること。
  4. 座学にも利用できる分りやすいマニュアル

新入社員研修は、限られた期間でしか行わず、参加者数も毎年変わるため、必要な期間・必要な台数だけ使用可能なCTSは、当社にとって非常にメリットがあります。 テスト言語を習得する必要がなく、簡単に半導体の機能試験を体験できるので、本来の目的である、半導体の基本的な動作を理解する部分に時間を割くことができました。

また、実物の半導体デバイスを使って、少人数で操作するので、実感も得られ易く、受講生からも高い評価を得ています。

K社様では、3名1グループで1システムを使用して実習に取り組まれています。

CloudTesting™ Serviceを導入して、どのような効果が出ていますか?

従来と異なり、少人数で1システムを占有できることから、非常に中身の濃い研修が実施できました。 回路図とCTSの試験データとを突き合わせて結果を照合できるので、新入社員が短期間で半導体の基礎的な動作を理解できたと思います。

また、ユーザーズ・マニュアルの構成が試験単位毎に構成されているのと、試験項目毎に測定原理が図示されているため、ユーザーズ・マニュアルを利用し、独自に電気的特性評価の確認を行う受講生もいるなど、限られた時間の中で目的以上の成果を上げる事ができています。 実習は是非させたいけれども、他部門のICテスタを使うにはスケジュール調整が大変だし、計測機器を数種類・複数台、用意するのも大変です。 CTSを利用すれば、比較的簡単に実習環境を準備できるので、研修担当者としても助かります。

今後は新入社員のみならず、中途入社員や人事異動者への教育・研修にも使用することを予定しています。


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