CloudTesting™ Lab 2.32.00

CloudTesting™ Lab Rev 2.32.00

1. 改版概要

  • レビジョン番号 Rev 2.32.00

  • 改版理由
    機能追加、不具合修正

2. 追加機能

2.1 データ・ログ

(1) データ・ログのフィールド長変更機能
テキスト形式のデータ・ログで出力する文字数を指定出来るようになりました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

上記機能の詳細は、ユーザーズ・マニュアルの以下の節を参照してください。
「データ・ログを制御する」

2.2 メイン・ウィンドウ

(1) ワーク・プロジェクトのフォルダを開く機能
ツール・バーのボタンからワーク・プロジェクトのフォルダを開くことができます。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

(2) メイン・ウィンドウ上からパターン・プログラミング・マニュアルを参照する機能
メイン・ウィンドウ上からパターン・プログラミング・マニュアルを参照できるようにしました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

上記機能の詳細は、ユーザーズ・マニュアルの以下の節を参照してください。
「メイン・ウィンドウを使用する」

2.3 CTコマンド

(1) ワーク・プロジェクトを編集不可にする機能
CT_Start.batに以下のオプションを追加しました。

  • -noedit
    ワーク・プロジェクトを編集不可にします。
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

上記機能の詳細は、ユーザーズ・マニュアルの以下の節を参照してください。
「CloudTesting(TM) Labの起動を制御するCTコマンドの詳細」

2.4 エキスパート・モード

(1) 解析ツールのための前処理、後処理用の設定
解析ツールのための前処理、後処理用の設定を追加しました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

上記機能の詳細は、ユーザーズ・マニュアルの以下の節を参照してください。
「エキスパート・モード」の章の「メニュー・バー」節の「Analysis Tools」

3. 不具合項目

3.1 Setup and Execution

(1) 測定条件の設定でメモリ・リークが発生する現象
以下の測定条件の一部の設定でメモリ・リークが発生していました。

  • CX1000_MCU

    • DCパラメトリック測定条件
    • ADC DCリニアリティ測定条件
    • パターン条件
  • CX1000_MEMORY_TYPE_F

    • フェイル・キャプチャー条件
    • 信号条件

改善後の動作
上記のメモリ・リークは発生しません。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.20.00 ~ Rev 2.31.03CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F

(2) 特定のIPでメモリ・リークが発生する現象
以下のIPでメモリ・リークが発生していました。

  • 実行時に発生

    • 検証条件表示ツール (PCXT01-M6020)
    • System Condition Monitor Tool for Memory (PCXT01-M8003)
    • 汎用インターフェース(I2C)測定容易化パッケージ (PCXA01-M1029)
    • 動作電源電圧サーチIP (PCXA01-M5040)
  • 条件設定時に発生

    • DCパラメトリック測定IP (PCXA01-M1025)
    • 電源電流測定IP (PCXA01-M1028)
    • 周波数測定IP (PCXA01-M1090)

改善後の動作
上記のメモリ・リークは発生しません。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.20.00 ~ Rev 2.31.03CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F

(3) パターン条件のレジスタ値に指定した演算式がクリアされてしまう現象 パターン・オブジェクトのレジスタ値とパターン条件のレジスタ値に指定した演算式の演算結果が等しい時、演算式がクリアされました。

改善後の動作
演算式をクリアしないようになりました。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.22.00 ~ Rev 2.31.03CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F

3.2 メッセージ表示領域

(1) ログ保存ファイル名に変数値が反映されない現象
ログ保存ファイル名に変数を使用したとき、測定実行時にエラーが発生すると、ファイル名に変数値が反映されない場合がありました。

改善後の動作
測定実行時にエラーが発生しても、変数を使用したログ保存ファイルに変数値が反映されます。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.30.00 ~ Rev 2.31.03CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F

(2) ログが崩れる現象
リンク表示を含むログが崩れることがありました。

改善後の動作
ログは適切に表示されます。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 1.00.00 ~ Rev 2.31.03CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F, CX50_GENERAL

(3) リンク表示がログ保存ファイルに保存されない現象
リンク表示がログ保存ファイルに保存されませんでした。

改善後の動作
リンク表示がログ保存ファイルに保存されます。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 1.00.00 ~ Rev 2.31.03CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F, CX50_GENERAL

3.3 ワーク・プロジェクト

(1) 予期しない確認ダイアログ・ボックスが表示される現象
スタートアップ・ウィンドウより、エキスパート・モードのワーク・プロジェクトをスタンダード・モードで読み込んだとき、エラー・ダイアログが表示される前に予期しない確認ダイアログ・ボックスが表示されていました。

改善後の動作
予期しない確認ダイアログ・ボックスは表示されません。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.27.02 ~ Rev 2.31.03CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F

3.4 エキスパート・モード

(1) フロー項目をコピーするとエラーが発生する現象
以下の条件をすべて満たす場合に、フロー項目をコピーするとエラーが発生しました。

  • [Power off After Measurement] の設定が含まれている
  • 測定アルゴリズムを変更している

改善後の動作
上記のエラーは発生しません。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.20.00 ~ Rev 2.31.03CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F

(2) 解析ツール起動時の前処理、後処理の設定で、[Target Measure Item]にフロー項目が正しく設定できない現象
以下の場合、解析ツール起動時の前処理、後処理の設定で、[Target Measure Item]にフロー項目が正しく設定できませんでした。

  • 解析ツール起動前に選択したフロー項目に、[Target Measure Item]として指定できないフロー項目が含まれている。

改善後の動作
[Target Measure Item]にフロー項目を正しく設定できます。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.27.00 ~ Rev 2.31.03CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F

3.5 ライセンス

(1) ライセンス返却が完了しない現象
通信障害でライセンスの返却に失敗すると、ライセンス返却に失敗したコンピューターで再度ライセンス認証を行う必要がありました。

改善後の動作
通信障害でライセンスの返却に失敗する場合、ライセンス返却に成功するまでの間、そのコンピューターで引き続きライセンスを利用することができます。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 1.00.00 ~ Rev 2.31.03CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F, CX50_GENERAL