CloudTesting™ Lab Rev 2.30.00
1. 改版概要
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レビジョン番号 Rev 2.30.00
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改版理由
機能追加、機能改善、不具合修正
2. 追加機能
2.1 メッセージ表示領域
(1) ログ保存の機能追加
以下の機能に対応しました。 - ログファイルのパス名に、変数および環境変数が指定できるようになりました。
対象ファームウェア |
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CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F |
- ログ保存ファイルの上書きができるようになりました。
対象ファームウェア |
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CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F, CX50_GENERAL |
2.2 変数
(1) システム変数追加
以下のシステム変数を追加しました。 - _SYS_WorkProjectPath - _SYS_WorkProjectName - _SYS_FlowExecuteCount
上記システム変数の詳細についてはマニュアルを参照してください。
対象ファームウェア |
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CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F |
(2) 演算式に使用できる工学単位の追加
以下の工学単位が指定できるようになりました。 - F(ファラド), R(オーム), W(ワット)
対象ファームウェア |
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CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F |
2.3 CTコマンド
(1) CT_MessageAreaSetOverwriteLogFile.batの追加
CT_MessageAreaSetOverwriteLogFile.batを追加しました。
コマンドの詳細については、マニュアルを参照してください。
対象ファームウェア |
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CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F |
3. 改善機能
3.1 Setup and Execution
(1) 測定条件適用の効率化による測定時間の短縮
信号・電源条件適用の効率化により、測定時間を短縮しました。
同一チャンネルに対して、複数の条件ブロックに設定がある場合、一番下のブロックの設定が適用されます。
ただし、既に適用されている内容と適用しようとする内容が同じ場合、適用を行いません。
対象ファームウェア |
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CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F |
(2) 信号条件インポート時のエラーチェック改善
信号条件インポート時のエラー処理を改善しました。 - 定義されていないピン名またはピングループ名を指定した場合、エラーになります。 - エラー・メッセージを改善しました。
対象ファームウェア |
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CX1000_MCU |
3.2 ワーク・プロジェクト
(1) ワーク・プロジェクトの読み込み速度改善
ワーク・プロジェクトの読み込み速度を最大30%改善しました。
対象ファームウェア |
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CX1000_MCU |
3.3 メッセージ表示領域
(1) ログ保存の機能改善
以下の機能改善を行いました。 - ログ保存先フォルダの初期設定を、作業対象のワーク・プロジェクトのフォルダにしました。
対象ファームウェア |
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CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F |
- ログ保存先の設定を次回起動時に反映するようにしました。
対象ファームウェア |
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CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F, CX50_GENERAL |
- ログ保存先のフォルダとファイル名を別々に設定するようにしました。
対象ファームウェア |
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CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F, CX50_GENERAL |
3.4 変数
(1) 配列のインデックス番号への演算式指定
配列のインデックス番号に演算式を指定できるようになりました。
対象ファームウェア |
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CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F |
3.5 CTコマンド
(1) CT_WorkProjectShowIPInfo.batの改善
CloudTesting(TM) Lab起動中であれば、メイン・ウィンドウを起動していなくても使用できるようになりました。
対象ファームウェア |
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CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F |
4. 不具合項目
4.1 Setup and Execution
(1) 信号条件のピン名に変数を指定したときに、測定でエラーになる現象
信号条件のピン名に変数を指定すると、測定でエラーになる場合がありました。
改善後の動作
信号条件のピン名に変数を指定してもエラーになりません。
現象発生レビジョン | 対象ファームウェア |
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Rev 2.20.00 ~ Rev 2.28.02 | CX1000_MCU |
4.2 変数
(1) 変数が削除できなくなる現象
使用していない変数が削除できない場合がありました。
改善後の動作
使用していない変数を削除できるようになりました。
現象発生レビジョン | 対象ファームウェア |
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Rev 2.20.00 ~ Rev 2.28.02 | CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F |
(2) 変数と同名のピンが定義できる現象
変数を定義後、その変数と同名のピンを定義してもエラーになりませんでした。
改善後の動作
変数と同名のピンを定義するとエラーになります。
現象発生レビジョン | 対象ファームウェア |
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Rev 2.20.00 ~ Rev 2.28.02 | CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F |
(3) 変数が正しく初期化されない現象
最初の要素に初期値を設定した配列変数を通常の変数に変更した場合、その変数が正しく初期化されなくなりました。
改善後の動作
変数が正しく初期化されるようになりました。
現象発生レビジョン | 対象ファームウェア |
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Rev 2.20.00 ~ Rev 2.28.02 | CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F |
4.3 CTコマンド
(1) エキスパート・モードで測定結果が[Error]のときにCTコマンド実行結果が表示されない現象
エキスパート・モードで、実行時エラーは発生していないが測定結果が[Error]と設定されている場合、フローを実行するCTコマンドの実行結果が表示されませんでした。
改善後の動作
フローの実行結果が表示されます。
現象発生レビジョン | 対象ファームウェア |
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Rev 2.20.00 ~ Rev 2.28.02 | CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F |
4.4 Analysis Tools
(1) ロジックアナライザーで一部のインストラクションがNOPで表示される現象
ロジックアナライザーでEXITSC命令またはDSRCENAオプションを使用したサイクルで、インストラクションがNOPで表示されていました。
改善後の動作
正しいインストラクションが表示されるようになりました。
現象発生レビジョン | 対象ファームウェア |
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Rev 1.03.00 ~ Rev 2.28.02 | CX1000_MCU |
(2) 解析ツールでインターポーズを実行するとエラーになる現象
解析ツールで測定値や結果を取得するPost Interposeを実行するとエラーになりました。
改善後の動作
上記の場合に、エラーなく実行できます。
現象発生レビジョン | 対象ファームウェア |
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Rev 2.20.00 ~ Rev 2.28.02 | CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F |
4.5 インストーラ
(1) CloudTesting(TM) Labをアンインストールできない現象
ライセンスを返却できない状況でCloudTesting(TM) Labをアンインストールすると、エラーが発生してアンインストールできませんでした。
改善後の動作
エラーが発生してもアンインストールを継続できます。
現象発生レビジョン | 対象ファームウェア |
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Rev 2.20.00 ~ Rev 2.28.02 | CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F, CX50_GENERAL |