CloudTesting™ Lab 2.27.00

1. 改版概要

レビジョン番号
2.27.00
改版理由
機能追加、機能改善、不具合修正

2. 追加機能

2.1 Flow Execution (スタンダード・モード)

  1. 測定項目をグループ化する機能
  • 測定項目をグループ化し、グループごとに実行するかどうかを選択できます。
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

2.2 IP Manager

  1. 動作記録保存機能
    • 動作記録がファイルに保存されるようになりました。
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F, CX50_GENERAL

2.3 エキスパート・モード

(1) 保存されるフロー項目一覧にアルゴリズム名を追加

保存されるフロー項目一覧にアルゴリズム名を追加しました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

(2) フロー項目一覧画面での電源遮断制御の確認と編集

フロー項目一覧画面で電源遮断制御の確認と編集が出来るようになりました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

3. 改善機能

3.1 ワーク・プロジェクト

(1) ワーク・プロジェクト名のエラー処理改善

ワーク・プロジェクト名に使用できない文字を含んでいる場合のエラー処理を改善しました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

3.2 Setup and Execution

(1) [TS]名称の表示

信号条件タブの[TS]表示欄に[TS]名称を表示するようにしました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU

3.3 CTコマンド

(1) 実行時間の短縮

実行時のオーバーヘッド時間を短縮しました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

3.4 パターン・コンパイル・ウィンドウ

(1) エラー処理改善

パターン・プログラムがフォルダに書き込めないときのエラー処理を改善しました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

3.5 IP Manager

(1) ダウンロード対象レビジョンの変更

動作中のCloudTesting Labで利用可能な最新レビジョンのIPがダウンロードされるようになりました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F, CX50_GENERAL

(2) エキスパート・モード・ライセンスの選択

エキスパート・モード・ライセンス使用の選択が可能になりました。

(アップデート・インストールの注意事項)

以下の条件を全て満たす場合、エキスパート・モード・ライセンスが非選択になり、エキスパート・モードが無効な状態でスタートアップ・ウィンドウが起動します。

  • IP Managerの設定で、使用するIPを選択している
  • インストール時、インストール済みのIPおよびIP Managerの設定を削除していない

エキスパート・モード・ライセンスを使用する場合は、IP Managerの管理画面より使用選択をしてください。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

(3) プロキシ通信処理の改善

プロキシを介する通信処理を改善しました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F,CX50_GENERAL

3.6 エキスパート・モード

(1) Control Wordの初期化ルール変更

Control Wordの初期化ルールを以下の様に変更しました。

  • フロー実行時: 初期化する (従来通り)
  • フロー項目を選択して単体実行時: 初期化しない (変更)
  • アナリシス・ツール実行時: 初期化しない (従来通り)
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

4. 不具合項目

4.1 ワーク・プロジェクト

(1) ワーク・プロジェクト名に’#‘を指定できない現象

ワーク・プロジェクト名に’#‘を指定できませんでした。

改善後の動作
ワーク・プロジェクト名に’#‘を指定できるようになりました。
現象発生レビジョン
Rev 1.00.00 ~ Rev 2.26.00
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

4.2 Setup and Execution

(1) パターン実行時にエラーとならない現象

以下の場合、エラーとなりませんでした。

  • メイン・パターンに記述されたJSRの分岐先がサブルーチン・パターンに存在しない。
  • メイン・パターンでサブルーチンを参照しているにもかかわらず、サブルーチン・パターンを指定していない。
改善後の動作
上記の場合、エラーになります。
現象発生レビジョン
Rev 1.00.00 ~ Rev 2.26.00
対象ファームウェア
CX1000_MCU

(2) DSRCパターンの後に、SCANパターンを実行できない現象

DSRCパターンの後に、SCANパターンを実行するとエラーとなりました。

改善後の動作
上記の場合に、正しく実行できます。
現象発生レビジョン
Rev 1.00.00 ~ Rev 2.26.00
対象ファームウェア
CX1000_MCU

4.3 Analysis Tools

(1) 解析ツールの起動処理の変更

解析ツールが実行対象に指定できない測定項目を選択できました。

改善後の動作
解析ツールが実行対象に指定できない測定項目を選択できなくなりました。
現象発生レビジョン
Rev 1.00.00 ~ Rev 2.26.00
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

4.4 CTコマンド

(1) 変数が削除できなくなる現象

CTコマンドから変数の値の設定や取得を行うと、その変数を削除することができなくなっていました。

改善後の動作
変数が削除できるようになりました。
現象発生レビジョン
Rev 2.20.00 ~ Rev 2.26.00
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

(2) CT_VariableGet.bat - String型の配列変数の値が正しく表示できない現象

String型の配列変数の要素に空文字(“”)があるとき、全ての要素の値を一覧表示すると、空文字が表示されない場合がありました。

改善後の動作
空文字も含めて全要素が一覧表示されます。
現象発生レビジョン
Rev 2.20.00 ~ Rev 2.26.00
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

(3) CT_WorkProjectOpen.bat でエラーが発生する現象

CT_WorkProjectOpen.bat の連続実行でエラーが発生する場合がありました。

改善後の動作
連続して実行してもエラーが発生しなくなりました。
現象発生レビジョン
Rev 2.26.00
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

4.5 IP Manager

(1) ライセンス認証ができなくなる現象

CloudTesting™ Labを強制終了すると、以降Windowsを再起動するまで、CloudTesting™ Lab起動時のライセンス認証に失敗しました。

改善後の動作
ライセンス認証に失敗しなくなりました。
現象発生レビジョン
Rev 1.00.00 ~ Rev 2.26.00
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F, CX50_GENERAL

4.6 エキスパート・モード

(1) Cloud Testing™ Labがハングアップする現象

信号条件を編集後、[Execute Select Item & Suspend]メニューを選択するとCloud Testing™ Labがハングアップしていました。

改善後の動作
Cloud Testing™ Labがハングアップしなくなりました。
現象発生レビジョン
Rev 2.22.00 ~ Rev 2.26.00
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F