GPIB Control IPは、GPIB I/Fを使用してCloudTesting™ Labから外部機器を制御します。また、外部機器からのサービスリクエストをCloudTesting™ Labでハンドリングすることができます。
CloudTesting™ Lab用PCと外部計測器との接続は、National Instruments社製 NI GPIB-USB-HS+を使用します。
本IPを使用することで以下の様な制御を容易に行うことができます。
- プローバーやハンドラの制御
- サーモストリーマーの温度制御
- 外部電源の制御
機能
本IPは以下の機能を提供します。
- 外部機器と送受信を行う以下のコマンドをコマンドリストファイルに記述して通信します。
- DEVCコマンド:外部機器のGPIBアドレス、通信の制限時間、終端文字列を指定します。複数指定することで、異なる機器の制御が可能です。
- SENDコマンド:外部機器へ指定したコマンドを送信します。
- READコマンド:外部機器へ指定したコマンドを送信し、外部機器から文字列を受信します。受信した文字列をコンソールに表示します。
- SSRQコマンド:外部機器からのサービスリクエスト(以下SRQ)を待ちます。SRQを受信した後、ステータス・バイト(以下STB)に割り当てられたコマンドを外部機器へ送信します。
- MSRQコマンド:外部機器からのSRQを待ちます。SRQを受信した後、STBに割り当てられたステータスによってテスト結果を決定します。
- WAITコマンド:指定した時間待ちます。
- 各コマンドで受信したデータをCSVファイルに保存できます。
- インターポーズ処理により、以下のデータを変数に保存できます。
- SSRQコマンドで受信したSTB
- MSRQコマンドで受信したSTBとステータス
- 以下のデバッグ支援機能を提供します。
- [Edit]ボタン:コマンドリストファイルをテキストエディタで開きます。
- [Open]ボタン:保存した受信データファイル(CSVファイル)を開きます。フォルダが指定されている場合はエクスプローラーで開きます。
- [*RST]ボタン:外部機器に”RST”コマンドを送信します。
- [*CLS]ボタン:外部機器に”CLS”コマンドを送信します。
- [*IDN?]ボタン:外部機器に”IDN?”コマンドを送信し、受信した文字列をコンソールに表示します。
- [SEND]ボタン:外部機器に[Command]に指定したコマンドを送信します。
- [READ]ボタン:外部機器に[Command]に指定したコマンドを送信し、受信した文字列をコンソールに表示します。
- [Show Trace Log]:通信の詳細ログをコンソールに表示します。
注意事項
本製品を使用する場合、National Instruments社製 NI GPIB-USB-HS+ (または、NI GPIB-USB-HS)を別途ご準備ください。
また、National Instruments社製NI-488.2 Version 15.5以降(ドライバ・ソフトウェア)が必要です。