CloudTesting™ Lab 2.48.00

CloudTesting™ Lab Rev 2.48.00

1. 改版概要

リビジョン番号改版理由
2.48.00機能追加、機能改善、不具合修正
注意事項

  • Rev 2.47.00より前のリビジョンから本リビジョンへ更新すると、以下のIPの更新も必要になります。
    • Measure Item Execution IP (PCXA01-M5008) Rev 1.02.00
    • Shmoo Plot Tool (PCXT01-M6001) Rev 2.47.00
    • Shmoo Algorithm (PCXT01-M6000) Rev 2.47.00
    • Shmoo Plot Tool for Memory (PCXT01-M8001) Rev 2.47.00
    • Logic Analyzer Tool (PCXT01-M6030) Rev 1.13.00
    • Logic Analyzer Tool for Memory (PCXT01-M8004) Rev 1.10.03
    • Waveform Viewer Tool (PCXT01-M7000) Rev 2.04.00
  • Rev 2.44.01およびそれ以前のリビジョンから本リビジョンへ更新すると、以下のIPの更新も必要になります。
    • CloudTesting™ Lab Expert Mode License (PCXS01-M0004) Rev 1.01.00以降
    詳細は以下を参照してください。
    CloudTesting™ Lab Expert Mode License Rev 1.01.00 改版履歴
  • 本リビジョンで保存したワーク・プロジェクトは、2.44.00より前のリビジョンで保存したワーク・プロジェクトと下位互換がありません。
    読み込みを行うCloudTesting™ Lab のリビジョンも2.44.00 以降にしてください。

2. 追加機能

2.1 Setup and Execution

(1) 信号条件設定の新機能

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

以下の機能に対応しました。
詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • CX1000_MCU

    • 「4.42 信号条件を設定する」
  • CX1000_MEMORY_TYPE_F

    • 「操作編」
      • 「信号条件を設定する」
  1. コンパクト表示モード
    この表示モードを有効にすると、表示を簡略化して、より多くの信号条件ブロックを表示することができます。
    詳細は以下の節を参照してください。

    • CX1000_MCU

      • 「4.42.5 コンパクト表示モードを設定する」
    • CX1000_MEMORY_TYPE_F

      • 「1.1.5 コンパクト表示モードを設定する」
  2. インポートするデータの種類およびTS番号の選択
    詳細は以下の節を参照してください。

    • CX1000_MCU

      • 「4.42.8 設定のインポートとエクスポート」
        • 「読み込むデータの種類を選択して信号条件をインポートする」
    • CX1000_MEMORY_TYPE_F

      • 「1.1.7 信号条件のインポートとエクスポート」
        • 「読み込むデータの種類を選択して信号条件をインポートする」
  3. インポート先の測定項目の選択
    詳細は以下の節を参照してください。

    • CX1000_MCU

      • 「4.42.8 設定のインポートとエクスポート」
        • 「インポート先の測定項目を選択する」
    • CX1000_MEMORY_TYPE_F

      • 「1.1.7 信号条件のインポートとエクスポート」
        • 「インポート先の測定項目を選択する」
  4. [Timing]のパラメータの設定を選択した[TS]にコピーする機能
    詳細は以下の節を参照してください。

    • CX1000_MCU

      • 「4.42.4 [Timing]のパラメータの設定を選択した[TS]にコピーする」
    • CX1000_MEMORY_TYPE_F

      • 「1.1.4 [Timing]のパラメータの設定を選択した[TS]にコピーする」
  5. 行番号の表示
    信号条件ブロックの行番号の表示に対応しました。

  6. 行番号での表示のスクロール
    詳細は以下の節を参照してください。

    • CX1000_MCU

      • 「4.42.6 行番号で表示をスクロールする」
    • CX1000_MEMORY_TYPE_F

      • 「1.1.6 行番号で表示をスクロールする」

(2) パワー・シーケンス条件のインポートとエクスポート

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

パワー・シーケンス条件のインポートとエクスポートに対応しました。
エクスポートされるファイルのフォーマットはワーク・プロジェクトと同じで、パワー・シーケンス条件だけが抜き出されて保存されます。このファイルの拡張子は“cxpsq”です。
詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • CX1000_MCU

    • 「4.45 パワー・シーケンスを設定する」
      • 「4.45.3 設定のインポートとエクスポート」
  • CX1000_MEMORY_TYPE_F

    • 「操作編」
      • 「パワー・シーケンスを設定する」
        • 「1.15.3 設定のインポートとエクスポート」

(3) 電源条件のインポートとエクスポート

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

電源条件のインポートとエクスポートに対応しました。
エクスポートされるファイルのフォーマットはワーク・プロジェクトと同じで、電源条件だけが抜き出されて保存されます。このファイルの拡張子は“cxpwr”です。
詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • CX1000_MCU

    • 「4.41 電源条件のインポートとエクスポート」
  • CX1000_MEMORY_TYPE_F

    • 「操作編」
      • 「電源条件のインポートとエクスポート」

2.2 Flow Execution

(1) フロー画面から測定条件をインポートする機能

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • CX1000_MCU

    • 「5.9 フロー画面で測定条件をインポートする」
  • CX1000_MEMORY_TYPE_F

    • 「操作編」
      • 「フロー画面で測定条件をインポートする」

2.3 メイン・ウィンドウ

(1) ショート・カット・キーでワーク・プロジェクトを保存する機能

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

ショート・カット・キー(Ctrl+S)で、ワーク・プロジェクトが保存できるようにしました。

2.4 CTコマンド

(1) フロー項目実行のスキップの有効・無効を設定するコマンド(CT_FlowItemSkip.bat)を追加

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • CX1000_MCU

    • 「9.16 フロー項目の実行を制御するCTコマンドの詳細」
      • 「CT_FlowItemSkip.bat」
  • CX1000_MEMORY_TYPE_F

    • 「操作編」
      • 「CloudTesting(TM)Labをコマンド・プロンプトから操作する 」
        • 「1.16 フロー項目の実行を制御するCTコマンドの詳細」
          • 「CT_FlowItemSkip.bat」

2.5 ドキュメント

(1) CloudTesting(TM) Labで使用するライセンスについての文書を参照する機能

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • CX1000_MCU

    • 「3.1 CloudTesting(TM) Labを起動する/終了する」
      • 「CloudTesting(TM) Labを起動する」
        • 「エキスパート・モードのCloudTesting(TM) Labを起動する」
  • CX1000_MEMORY_TYPE_F

    • 「操作編」
      • 「Cloud Testing(TM) Labを起動する/終了する」
        • 「CloudTesting(TM) Labを起動する」
          • 「エキスパート・モードのCloudTesting(TM) Labを起動する」

3. 機能改善

3.1 Java実行環境

(1) 使用できるJavaヒープ・メモリの最大容量の変更

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

CloudTesting(TM) Labで使用できるJavaヒープ・メモリの最大容量を変更しました。
これにより、PCの物理メモリが16GBのときに、8GBまでのメモリが使用できるようになりました。これは従来の倍の容量にあたります。

詳細は、「CloudTesting(TM) Lab インストール・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「1.1.2 使用するコンピュータのスペックを確認する」
    • 「Java実行環境」

このマニュアルは以下からダウンロードできます。
https://store.cts-advantest.com/download/CloudTestingLabInstallManual-ja.pdf

4. 不具合項目

4.1 CTコマンド・クライアント(Python版)

(1) CloudTesting(TM) Labとの接続・切断を繰り返すとCPU負荷が増加する現象

対象ファームウェア現象発生リビジョン
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F2.47.00

CTコマンド・クライアントとCloudTesting(TM) Lab (CTLab)との接続・切断を繰り返すとCPU負荷が徐々に増加していました。

  • 改善後の動作
    CTコマンド・クライアントとCTLabの接続・切断を繰り返してもCPU負荷が増加し続けることはなくなりました。

    修正を適用するには、CTコマンド・クライアントのモジュールの更新が必要です。
    更新後、“ctcommandclientlib”のバージョンが“1.1.0”であることを確認してください。
    手順の詳細については、CTコマンド・クライアント(Python版)のマニュアルの以下の節を参照してください。
    - 「2.3. CTコマンド・クライアントのモジュールをインストールする」