3. CloudTesting™ Lab 2.47.00

CloudTesting™ Lab 2.47.00

CloudTesting™ Lab Rev 2.47.00

1. 改版概要

リビジョン番号改版理由
2.47.00機能追加、機能改善、不具合修正
注意事項

  • 本リビジョンへ更新すると、以下のIPの更新も必要になります。
    • Measure Item Execution IP (PCXA01-M5008) Rev 1.02.00
    • Shmoo Plot Tool (PCXT01-M6001) Rev 2.47.00
    • Shmoo Algorithm (PCXT01-M6000) Rev 2.47.00
    • Shmoo Plot Tool for Memory (PCXT01-M8001) Rev 2.47.00
    • Logic Analyzer Tool (PCXT01-M6030) Rev 1.13.00
    • Logic Analyzer Tool for Memory (PCXT01-M8004) Rev 1.10.03
    • Waveform Viewer Tool (PCXT01-M7000) Rev 2.04.00
  • Rev 2.44.01およびそれ以前のリビジョンから本リビジョンへ更新すると、以下のIPの更新も必要になります。
    • CloudTesting™ Lab Expert Mode License (PCXS01-M0004) Rev 1.01.00以降
    詳細は以下を参照してください。
    CloudTesting™ Lab Expert Mode License Rev 1.01.00 改版履歴
  • 本リビジョンで保存したワーク・プロジェクトは、2.44.00より前のリビジョンで保存したワーク・プロジェクトと下位互換がありません。
    読み込みを行うCloudTesting™ Lab のリビジョンも2.44.00 以降にしてください。

2. 追加機能

2.1 オペレーティング・システム

(1) Windows 11に対応

以下のオペレーティング・システムに対応しました。

  • Windows 11 Pro 64bit (日本語/英語)
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

2.2 Java実行環境

(1) OpenJDK 17に対応

OpenJDK 17に対応しました。従来通りOpenJDK 8もご利用いただけます。
Java実行環境の推奨はOpenJDK 8です。

以下の機能でJavaアーカイブ・ファイル(.jar)を作成する場合は、OpenJDK 8を使用してください。OpenJDK 17 には対応していません。

  • 独自のインターポーズ・アルゴリズムを開発する
  • Java版CTコマンド・クライアントを使用する
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

インストール手順およびセットアップについては、以下のインストール・マニュアルを参照してください。

  • https://store.cts-advantest.com/download/CloudTestingLabInstallManual-ja.pdf

CTコマンド

(1) CloudTesting(TM) Labを終了するコマンド(CT_Exit.bat)の追加

CloudTesting(TM) Labを終了するコマンドを追加しました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「9.5 CloudTesting(TM) Labの起動を制御するCTコマンドの詳細」
    • 「CT_Exit.bat」

CTコマンド・クライアント

(1) CloudTesting™ LabをPython言語から制御する機能

CloudTesting™ LabをPython言語から制御する機能に対応しました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

Python 3.10 以降に対応しています。Python 2 には対応していません。

詳細は「CTコマンド・クライアント(Python版)」を参照してください。
このマニュアルはWindowsのスタート・メニューより、以下の手順で参照できます。

  • Windows 10 の場合
    [CloudTesting] > [CT Command Client (Python) Manual] を選択してください。
  • Windows 11 の場合
    [すべてのアプリ] > [CloudTesting] > [CT Command Client (Python) Manual] を選択してください。

3. 機能改善

3.1 エキスパート・モード

(1) インターポーズ・アルゴリズム Set Array Variable の設定対象の変数に配列要素を指定した場合の動作改善

インターポーズ・アルゴリズム Set Array Variable の設定対象の変数に配列要素を指定した場合の動作を改善しました。

  • 変更前
    インデックス番号の部分は無視され、その配列の変数名が指定されたものとみなす。
    [Expression]に指定した値が、配列の先頭から格納される。
  • 変更後
    [Expression]に指定した値が、指定された配列要素のインデクス番号から格納される。
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

このアルゴリズムの詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「8.5.2 [Pre Interpose]、[Post Interpose]タブ」
    • 「8.5.2.2 インターポーズ・アルゴリズム」
      • 「Set Array Variableアルゴリズム」

4. 不具合項目

4.1 エキスパート・モード

(1) インターポーズ条件の[Store Variable]に配列要素を指定すると実行時にエラーになる現象

以下のインターポーズ・アルゴリズムで、インターポーズ条件の[Store Variable]に配列要素を指定した場合、インターポーズ処理実行時にエラーが発生していました。

現象が発生するインターポーズ・アルゴリズム
Store Pin Measure Value
Store Pin Measure Result
Store Comment Measure Value
Store Comment Measure Result

  • 改善後の動作
    取得した値が配列に正しく格納されます。
    [Store Variable]に配列要素を指定した場合の動作については、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

    • 「8.5.2 [Pre Interpose]、[Post Interpose]タブ」
      • 「8.5.2.2 インターポーズ・アルゴリズム」
        • 「Store Pin Measure Valueアルゴリズム」
          • 「[Store Variable] に配列要素を指定した場合の動作」
現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.45.00 ～ 2.46.02CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

4.2 Analysis Tools

(1) エキスパート・モードでShmoo Plot Toolを起動すると、メモリ・リークが発生する現象

エキスパート・モードでShmoo Plot Toolを起動すると、メモリ・リークが発生していました。

  • 改善後の動作
    メモリ・リークは改善されました。
現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.46.01 ～ 2.46.02CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F