CloudTesting™ Lab 2.45.00

1. 改版概要

リビジョン番号改版理由
2.45.00機能追加、機能改善、不具合修正
注意事項

  • Rev 2.44.01およびそれ以前のリビジョンから本リビジョンへ更新すると、以下のIPの更新も必要になります。
    • CloudTesting™ Lab Expert Mode License (PCXS01-M0004) Rev 1.01.00
    詳細は以下を参照してください。
    CloudTesting™ Lab Expert Mode License Rev 1.01.00 改版履歴
  • Rev 2.44.00およびそれ以前のリビジョンから本リビジョンへ更新すると、以下のIPの更新も必要になります。
    • Shmoo Plot Tool (PCXT01-M6001) Rev 2.44.00
    • Shmoo Algorithm (PCXT01-M6000) Rev 2.44.00
    • Shmoo Plot Tool for Memory (PCXT01-M8001) Rev 2.44.00
    詳細は以下を参照してください。
    CloudTesting? Lab Rev 2.44.01 改善項目一覧
  • 本リビジョンで保存したワーク・プロジェクトは、2.44.00より前のリビジョンで保存したワーク・プロジェクトと下位互換がありません。
    読み込みを行うCloudTesting(TM) Lab のリビジョンも2.44.00 以降にしてください。

2. 追加機能

2.1 Java実行環境

(1) AdoptOpenJDKのビルド名およびインストール・フォルダの変更への対応

2021 年7 月より、AdoptOpenJDKのプロジェクトはEclipse Foundationに移動し、そのビルドは“Eclise Temurin”に名称変更されました。これに伴う修正をしています。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「2.1 準備」
    • 「使用するコンピュータのスペックを確認する」
  • 「2.2 基本ソフトウェアをインストールする」
    • 「Java実行環境(64 ビット版)をインストールする」

2.2 メイン・ウィンドウ

(1) 問題追跡のための情報を収集する

問題追跡のための情報を収集する機能を追加しました。この機能により、問題のお問い合わせの際に必要な情報を収集することができます。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「3.3 メイン・ウィンドウを使用する」
    • 「問題追跡のための情報を表示する」

2.3 Setup and Execution

(1) 測定条件の変数化機能

測定条件の設定を変数式に置き換えます。以下のCTコマンドを追加しました。

  • CT_UservarLevelSet.bat
  • CT_UservarTimingSet.bat
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、各ファームウェアのマニュアルの以下の節を参照してください。

  • CX1000_MCU

  • 「9.17 ワーク・プロジェクトを編集するCT コマンドの詳細」

    • 「9.17.4 信号条件の設定」
  • CX1000_MEMORY_TYPE_F

    • 「操作編」
      • 「CloudTesting(TM)Labをコマンド・プロンプトから操作する」
        • 「1.17.4 信号条件の設定」

(2) ピン選択ダイアログ・ボックスの機能追加

以下の機能を追加しました。

  • 選択可能なピンの種類の選択 ピングループのみの表示ができるようになりました。
  • 選択可能なピン名の検索 並べ方の選択とピン名の絞り込みができます。
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「4.8 ピングループを定義する」
    • 「選択可能なピン名の検索と並べ替え」
  • 「4.54 選択可能なピン名を検索する」

(3) パターン・オブジェクト・ファイルおよびパターン・ソース・ファイルを圧縮・解凍する

以下の機能を追加しました。

  • パターン・オブジェクト・ファイルおよびパターン・ソース・ファイルをGZIP形式で圧縮する
  • GZIP形式で圧縮したパターン・オブジェクト・ファイルおよびパターン・ソース・ファイルを解凍する
対象ファームウェア
CX1000_MCU

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「4.12 パターン・オブジェクト・ファイルおよびパターン・ソース・ファイルを圧縮・解凍する」

(4) 測定条件のダンプ

測定項目毎の測定条件の一部をCSV ファイルに出力して確認できます。以下の測定条件を確認する事ができます。

  • 電源条件
  • 基準電圧条件
  • ATE サービス社製UTILITY BOX の電源条件
  • 信号条件
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。 - 「4.41 測定条件を確認する」

2.4 メッセージ表示領域

(1) [Message Area Settings]ダイアログ・ボックスよりメッセージ表示領域の設定を初期設定に戻す

[Message Area Settings]ダイアログ・ボックスよりメッセージ表示領域の設定を初期設定に戻す機能を追加しました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「5.10 メッセージ表示領域の設定をする」
    • 「初期設定に戻す」

(2) メイン・ウィンドウのタイトルにログ保存機能の有効を表示する

[Message Area Settings]ダイアログ・ボックスの[Save Logging Messages to File]の設定が有効なとき、メイン・ウィンドウのタイトルにその情報を表示するようにしました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「5.10 メッセージ表示領域の設定をする」
    • 「ログをファイルに保存する」

2.5 ワーク・プロジェクト

(1) ワーク・プロジェクトを別名保存する際にファイルとフォルダもコピーする

ワーク・プロジェクトを別名保存する際に、保存元のワーク・プロジェクトのフォルダ以下のファイルとフォルダも一緒にコピーできます。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「3.4 作業内容を保存する」
    • 「ワーク・プロジェクトを別名保存する際にファイルとフォルダもコピーする」

(2) [Open Work Project]ダイアログ・ボックスの機能追加

[Open Work Project]ダイアログ・ボックスに以下を追加しました。

  • [Root Folder]を一つ上のフォルダに移動するボタン
  • [Work Project]に表示する名前を絞り込む機能
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「3.5 作業を再開する」
    • 「フォルダを指定してワーク・プロジェクトを開く」
      • 「[Root Folder]を1つ上のフォルダに移動する」
      • 「[Work Project]に表示されるワーク・プロジェクト名を絞り込む」

2.6 CTコマンド

(1) フロー項目を複製する

以下のコマンドを追加しました。

  • CT_FlowItemCopy.bat
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「9.17 ワーク・プロジェクトを編集するCT コマンドの詳細」
    • 「9.17.2 フロー項目の設定」

(2) フロー項目番号(Item ID)を設定する

以下のコマンドを追加しました。

  • CT_FlowItemIDSet.bat
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「9.17 ワーク・プロジェクトを編集するCT コマンドの詳細」
    • 「9.17.2 フロー項目の設定」

(3) 他の測定項目から信号条件のレベル設定をコピーする

以下のコマンドを追加しました。

  • 対象ファームウェア: CX1000_MCU

    • CT_MCUSignalLevelCopy.bat 詳細は、ユーザーズ・マニュアルの以下の節を参照してください。 - 「9.17 ワーク・プロジェクトを編集するCT コマンドの詳細」 - 「9.17.4 信号条件の設定」
  • 対象ファームウェア: CX1000_MEMORY_TYPE_F

    • CT_MemoryTypeFSignalLevelCopy.bat 詳細は、ユーザーズ・マニュアルの以下の節を参照してください。 - 「操作編」 - 「CloudTesting(TM)Labをコマンド・プロンプトから操作する 」 - 「1.17.4 信号条件の設定」

(4) パターン条件のパターン名を変更する

以下のコマンドを追加しました。

  • 対象ファームウェア: CX1000_MCU

    • CT_MCUPatternNameSet.bat 詳細は、ユーザーズ・マニュアルの以下の節を参照してください。 - 「9.17 ワーク・プロジェクトを編集するCT コマンドの詳細」 - 「9.17.3 パターン条件の設定」
  • 対象ファームウェア: CX1000_MEMORY_TYPE_F

    • CT_MemoryTypeFPatternNameSet.bat 詳細は、ユーザーズ・マニュアルの以下の節を参照してください。 - 「操作編」 - 「CloudTesting(TM)Labをコマンド・プロンプトから操作する 」 - 「1.17.3 パターン条件の設定」

(5) パターン・オブジェクト・ファイルおよびパターン・ソース・ファイルを圧縮または解凍する

以下のコマンドを追加しました。

  • CT_GzipPatternObjects.bat
  • CT_GunzipPatternObjects.bat
  • CT_GzipPatternSources.bat
  • CT_GunzipPatternSources.bat
対象ファームウェア
CX1000_MCU

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「9.18 パターン・オブジェクト・ファイルおよびパターン・ソース・ファイルを圧縮・解凍するCT コマンドの詳細」

(6) メッセージ表示領域を操作するコマンド

以下のコマンドを追加しました。

  • CT_MessageAreaSetDefault.bat
  • CT_MessageAreaSetOverwriteLogFileEveryFlow.bat
  • CT_MessageAreaSetBackupLogFile.bat
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「9.8 メッセージ表示領域を操作するCT コマンドの詳細」

(7) CT_Start.batのオプション追加

CT_Start.batに以下のオプションを追加しました。

  • メッセージ表示領域の設定をデフォルトに戻す
  • ログ保存ファイルの上書きに関するオプション追加
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「9.5 CloudTesting(TM) Lab の起動を制御するCT コマンドの詳細」

2.7 エキスパート・モード

(1) インターポーズ条件での変数指定で、配列変数の要素を指定する

インターポーズ条件での変数指定で、配列変数の要素が指定できます。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「8.5.2 [Pre Interpose]、[Post Interpose]タブ」
    • 「8.5.2.1 インターポーズ処理の編集」
      • 「[Select Variable]ダイアログ・ボックス」

(2) 測定結果により測定後インターポーズ処理を実行するかどうかを選択する

測定結果により測定後インターポーズ処理を実行するかどうかを選択できます。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「8.5.2 [Pre Interpose]、[Post Interpose]タブ」
    • 「8.5.2.1 インターポーズ処理の編集」
      • 「特定の測定結果のときに測定後インターポーズ処理を実行する」

(3) インターポーズ処理のエクスポートとインポート

インターポーズ処理のエクスポートとインポートができます。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「8.5.2 [Pre Interpose]、[Post Interpose]タブ」
    • 「8.5.2.1 インターポーズ処理の編集」
      • 「インターポーズ処理をエクスポートする」
      • 「インターポーズ処理を既存のフロー項目にインポートする」

2.8 変数

(1) [Define Variables]ダイアログ・ボックスの[Current Value]の基数を変更する

[Define Variables]ダイアログ・ボックスの[Current Value]の基数を変更できます。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。 - 「7.3 変数の定義方法」 - 「[Current Value]の基数を指定する」

(2) ユーザ変数の値を[Initial Value]列の設定値で初期化する

ユーザ変数の値を[Initial Value]列の設定値で初期化できます。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。 - 「7.3 変数の定義方法」 - 「ユーザ変数の値を[Initial Value]列の設定値で初期化する」

(3) フロー実行を開始した日時を格納するシステム変数を追加

システム変数にフロー実行を開始した日時を示す変数を追加しました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。 - 「7.7 定数、システム変数一覧」

3. 機能改善

3.1 Pin Definitions

(1) [Auto-define Pin Assignment]ダイアログ・ボックスで、[Base Name]に既存の変数名と同じ名前が指定できないのを改善

[Auto-define Pin Assignment]ダイアログ・ボックスで、[Base Name]に既存の変数名と同じ名前が指定できるようになりました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

3.2 New Measure Item

(1) 選択可能なアルゴリズムのリストを昇順で表示するように改善

選択可能なアルゴリズムのリストを昇順で表示するようにしました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

3.3 Setup and Execution

(1) パターン・オブジェクト・ファイル名設定時に、ファイルが存在しないと不適切なエラー・メッセージが表示される

パターン・オブジェクト・ファイル名設定時に、ファイルが存在しない場合に表示されるエラー・メッセージを改善しました。

対象ファームウェア
CX1000_MEMORY_TYPE_F

(2) パターン条件の[Register Condition]の設定で、値変更時にカーソルが見えなくなる

パターン条件の[Register Condition]の設定で、値変更時にカーソルが見えるように改善しました。

対象ファームウェア
CX1000_MEMORY_TYPE_F

(3) パターン条件の[Loop Section]の[Stop]が未指定の場合の処理改善

パターン条件の[Loop Section]の[Stop]が未指定の場合、ループしないことを分かりやすくするため、測定実行時にエラーにするように変更しました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU

3.4 メッセージ表示領域

(1) ログ保存ファイルの上書きオプションの仕様改善

[Message Area Settings]ダイアログ・ボックスで設定できる[Every Flow Execution]および[Backup Logging File]オプションは、[Overwrite Logging File if Same File Name Exists]オプションと依存関係があり、このオプションが有効でないと使用できませんでした。
本リビジョンより、[Every Flow Execution]および[Backup Logging File]オプションは他のオプションとの依存関係がなくなり、独立して設定できるようになりました。

これに伴い、各オプション名が以下のように変更になっています。

変更前変更後
Overwrite Logging File if Same File Name ExistsOverwrite when a new logging file is created
Every Flow ExecutionOverwrite the logging file every flow execution
Backup Logging FileBackup the logging file when overwriteing it
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。 - 「5.10 メッセージ表示領域の設定をする」 - 「ログ保存ファイル作成時に上書きする」 - 「フロー実行ごとにログ保存ファイルを上書きする」 - 「ログ保存ファイルの上書き時にバックアップ・ファイルを作成する」

(2) [Message Area Settings]ダイアログ・ボックスの[File Name]で、空文字を指定したときのファイル名を変更

[Message Area Settings]ダイアログ・ボックスの[File Name]に空文字を指定すると、そのときの日時を付加した名前が設定されます。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

(3) ログをファイル選択ダイアログ・ボックスから保存する際のファイルの上書き確認

ログをファイル選択ダイアログ・ボックスから保存する際に、ファイルの上書き確認をするようになりました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

3.5 ワーク・プロジェクト

(1) [Open Work Project]ダイアログ・ボックスのツール・チップ表示対応

[Open Work Project]ダイアログ・ボックスの以下の表示で、ツール・チップの表示に対応しました。

  • Work Project
  • Last Update
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

3.6 エキスパート・モード

(1) フロー項目のペースト処理の改善

以下の分岐動作の設定に、コピー元のフロー項目名を指定していた場合、その設定のフロー項目名をペースト後のフロー項目名で置き換えます。

  • Go to …
  • Retry … - Next
  • Retry … - Stop
  • Retry … - Go to …
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

4. 不具合項目

4.1 Pin Definitions

(1) [Pin Group]タブでキーワードを指定してピン定義を検索していると、[Pin Name]のツールチップが正しく表示されない現象

[Pin Group]タブでキーワードを指定してピン定義を検索していると、[Pin Name]のツールチップが正しく表示されませんでした。

  • 改善後の動作
    [Pin Name]のツールチップが正しく表示されます。
現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.40.00 ~ 2.44.01CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

4.2 Setup and Execution

(1) パワー・シーケンス条件で設定しているピンの[Channel Type]を変更しても表示が変わらずエラーなく実行できてしまう現象

パワー・シーケンス条件で設定しているピンの[Channel Type]を変更しても、表示が変わらずエラーなく実行できてしまいました。
パワー・シーケンスの設定処理は、[Channel Type]は関係なく、指定された値を設定するだけなので実質上は問題ありません。

  • 改善後の動作
    GUIの表示との整合性をとるため、上記の設定をした場合は測定実行時にエラーとなります。
現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 1.00.00 ~ 2.44.01CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

(2) ATES UTILITY BOXのPullDown抵抗接続が異なる現象

ATES UTILITY BOXのPullDown抵抗接続がOutリレー接続がOpenの時、接続されるはずがCloseの時に接続されていました。また設定画面に表示されている抵抗値に誤りがありました。

  • 改善後の動作
    Outリレー接続がOpen時にPullDown抵抗が繋がり、Outリレー接続がClose時にPullDown抵抗が切り離されます。設定画面の抵抗値も修正しました。
現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.43.00 ~ 2.44.01CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

4.3 エキスパート・モード

(1) 測定後インターポーズ処理中に停止ボタンをクリックしても停止しない現象

測定後インターポーズ処理中に停止ボタンをクリックしても停止しませんでした。
インターポーズ処理が終了するまで待ってから終了していました。

  • 改善後の動作
    停止ボタンをクリックすると停止します。
現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.20.00 ~ 2.44.01CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

(2) フロー項目を削除しても、その測定条件の設定画面が表示されたままになっている現象

[Start Item]以外のフロー項目の測定条件の設定画面を表示していた場合に、そのフロー項目を削除しても、設定画面が表示されたままになっていました。

  • 改善後の動作
    フロー項目を削除すると、設定画面がクリアされます。
現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.20.00 ~ 2.44.01CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

(3) スタンダード・モードで全ての測定項目を実行対象から外して保存したワーク・プロジェクトを、エキスパート・モードで正しく読み込めない現象

スタンダード・モードで全ての測定項目を実行対象から外して保存したワーク・プロジェクトを、エキスパート・モードで読み込むと、正しく読み込めませんでした。

  • 改善後の動作
    以下の仕様で読み込みます。 - 最初のフロー項目を[Start Item]に指定する - 最初のフロー項目の[Skip]は無効にする
現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.20.00 ~ 2.44.01CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

4.4 変数

(1) String型変数の[Initial Value]に日本語を設定すると、[Define Variables]ダイアログ・ボックス上の表示が文字化けする現象

String型変数の[Initial Value]に日本語を設定すると、[Define Variables]ダイアログ・ボックス上の表示が文字化けしていました。

  • 改善後の動作
    [Define Variables]ダイアログ・ボックス上の[Initial Value]が正しく表示されます。
現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.20.00 ~ 2.44.01CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F