CloudTesting™ Lab 2.34.00

CloudTesting™ Lab Rev 2.34.00

1. 改版概要

  • レビジョン番号 Rev 2.34.00

  • 改版理由
    機能追加、機能改善、不具合修正

2. 追加機能

2.1 パターン・コンパイラ・ウィンドウ

(1) パターン・オブジェクトにコメントを出力しないオプションを追加
パターン・オブジェクトにコメント出力を出力しないオプションを追加しました。
コメント参照が必要ない場合は、パターン・オブジェクトのサイズを小さくして、メモリ消費量とコンパイル時間を削減できます。

対象ファームウェア
CX1000_MCU

詳細は、ユーザーズ・マニュアルの「パターン・コンパイラ・ウィンドウ上でパターン・ソース・ファイルをコンパイルする」の「パターン・オブジェクトにコメントを出力しない」を参照してください。

3. 機能改善

3.1 Setup and Execution

(1) ハードウェアアクセス処理の最適化
ハードウェアアクセス処理を最適化しました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

(2) ダイナミック・クランプの電源投入タイミングの変更
ダイナミック・クランプが常に有効となるよう、ダイナミック・クランプの電源投入タイミングを、”I/Oの電源投入時”から”測定開始時”に変更しました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

4. 不具合項目

4.1 初期化処理

(1) CloudTesting Lab起動時に、一時的にPBVCCがオンされる現象
CloudTesting Lab起動時に、一時的にPBVCCがオンされました。

改善後の動作
CloudTesting Lab起動時に、PBVCCがオンされなくなりました。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 1.00.00 ~ Rev 2.33.02CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F

4.2 Setup and Execution

(1) [Termination Voltage]が正しく出力されない現象
[Termination Voltage]が正しく出力されない場合がありました。

改善後の動作
[Termination Voltage]が正しく出力されます。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 1.00.00 ~ Rev 2.33.02CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F

(2) パターン条件の設定に使用していないサブルーチン・パターン名が表示される現象
パターン条件の設定において、使用していないサブルーチン・パターン名が表示される場合がありました。

改善後の動作
サブルーチン・パターン名の表示が改善されました。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 1.00.00 ~ Rev 2.33.02CX1000_MCU

4.3 Flow Execution (スタンダード・モード)

(1) 測定項目をカットしたまま保存したRev 2.31.00より前のワーク・プロジェクトで、測定項目の複製が誤動作する現象
測定項目をカットしたまま保存したRev 2.31.00より前のワーク・プロジェクトで、測定項目を複製すると誤動作していました。

改善後の動作
測定項目が正しく複製できます。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.28.00 ~ Rev 2.33.02CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F

4.4 Java実行環境

(1) 32bit版のコマンドプロンプトよりCloudTesting(TM) Labを起動すると、Java実行環境のインストール・フォルダが正しく認識されない現象
32bit版のコマンドプロンプトよりCloudTesting(TM) Labを起動すると、Java実行環境のインストール・フォルダが正しく認識されませんでした。

改善後の動作
Java実行環境のインストール・フォルダが正しく認識されます。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.33.00 ~ Rev 2.33.02CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F

4.5 変数

(1) [Define Variables]ダイアログ・ボックスでの変数定義適用時に必要以上にメモリ消費量が増大する現象
[Define Variables]ダイアログボックスで変数の定義を適用すると、必要以上にメモリが消費されていました。

改善後の動作
メモリ消費が改善されました。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.20.00 ~ Rev 2.33.02CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F

(2) [Edit Array Elements]ダイアログ・ボックスでの配列要素のスクロールが正しく動作しない現象
[Edit Array Elements]ダイアログ・ボックスで、配列の各要素をスクロールして閲覧すると、表示が崩れる場合がありました。

改善後の動作
配列の各要素のスクロールが正しく動作します。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.20.00 ~ Rev 2.33.02CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F

(3) [Define Variables]ダイアログ・ボックスで変数名を変更後、[Apply]をクリックせずに他の変数の変更をすると誤動作する場合がある現象
[Define Variables]ダイアログ・ボックスで変数名を変更後、適用せずに編集を続行すると誤動作する場合がありました。

改善後の動作
変数名の変更は直ちに適用されます。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.20.00 ~ Rev 2.33.02CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F

4.6 ワーク・プロジェクト

(1) ワーク・プロジェクトの読み込みも保存もできなくなる現象
以下の条件に当てはまる場合、ワーク・プロジェクトの読み込みも保存もできなくなりました。 - 直前のメイン・ウィンドウ起動時に、ドライブのルート・フォルダに保存したワーク・プロジェクトを読み込んだ - 現在、そのドライブが存在していない

改善後の動作
ワーク・プロジェクトの読み込みも保存も正常に動作します。

現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.23.00 ~ Rev 2.33.02CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F