CloudTesting™ Lab Rev 2.33.00
1. 改版概要
-
レビジョン番号 Rev 2.33.00
-
改版理由
機能追加、機能改善、不具合修正
2. 追加機能
2.1 Java実行環境
(1) Java実行環境をOpenJDKに移行
Java実行環境をOpenJDKに移行しました。
対象ファームウェア |
---|
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F, CX50_GENERAL |
インストール方法や注意事項などは「CloudTesting(TM) Lab インストール・マニュアル」または、ユーザーズ・マニュアルの「Java実行環境(64ビット版)をインストールする」を参照してください。
(2) 最大使用メモリ・サイズを拡張
最大使用メモリ・サイズ(Javaヒープ・メモリ)を拡張しました。
対象ファームウェア |
---|
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F, CX50_GENERAL |
詳細は、ユーザーズ・マニュアルの「使用するコンピュータのスペックを確認する」を参照してください。
2.2 IP Manager
(1) 新E-コマースシステム対応
新しいE-コマースシステムに対応しました。
対象ファームウェア |
---|
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F, CX50_GENERAL |
2.3 変数
(1) 文字列連結演算子(+)対応
String型の文字列連結演算子(+)に対応しました。
対象ファームウェア |
---|
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F |
(2) 変数のユーティティー・クラス追加
変数のユーティティー・クラスを追加しました。
対象ファームウェア |
---|
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F |
詳細はユーザーズ・マニュアルの「変数の仕様」の節の「変数のユーティリティー・クラスの使用」を参照してください。
3. 機能改善
3.1 エキスパート・モード
(1) インターポーズ処理で配列変数に値を設定するときの実行時間短縮
インターポーズ処理で、配列変数に値を設定するときの実行時間を短縮しました。
対象ファームウェア |
---|
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F |
4. 不具合項目
4.1 エキスパート・モード
(1) インターポーズ処理のパラメータ設定で、String型変数の設定値に変数が指定できない現象
インターポーズ処理のパラメータ設定で、String型変数の設定値に文字列リテラルしか指定できず、変数が指定できませんでした。
改善後の動作
String型変数の設定値に変数が指定できます。
現象発生レビジョン | 対象ファームウェア |
---|---|
Rev 2.20.00 ~ Rev 2.32.00 | CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F |
4.2 変数
(1) 計算の優先順位が同じ演算子が2つ以上続き、その被演算子に変数が含まれる演算式で、変数値変更による演算式の再計算が行われない場合がある現象
計算の優先順位が同じ演算子(+と-、∗と/など)が2つ以上続く演算式で(被演算子は3つ以上)、式の両端の被演算子が変数でない場合、その間の被演算子に変数が含まれていても、演算式全体に変数が含まれていないと判定されてしまい、変数値変更による演算式の再計算が行われませんでした。
現象が起こるのは以下の計算の優先順位が同じ演算子の組み合せです。
演算名 | 演算子 |
---|---|
乗算、除算、剰余算 | , /, % |
加算、減算 | +, - |
シフト演算 | «, » |
論理積 | & |
排他的論理和 | ^ |
論理和 | | |
条件積 | && |
条件和 | || |
改善後の動作
正しく再計算が行われます。
現象発生レビジョン | 対象ファームウェア |
---|---|
Rev 2.20.00 ~ Rev 2.32.00 | CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F |
(2) [Define Variables]ダイアログ・ボックスで、変数名の絞り込みをしていると[Initial Value]に値が設定できない場合がある現象
[Define Variables]ダイアログ・ボックスで、変数名の絞り込みをしていると[Initial Value]に値が設定できない場合がありました。
改善後の動作
[Initial Value]が正しく設定できます。
現象発生レビジョン | 対象ファームウェア |
---|---|
Rev 2.20.00 ~ Rev 2.32.00 | CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F |
4.3 Flow Execution (スタンダード・モード)
(1) 測定項目をカットしたまま保存したワーク・プロジェクトで、測定項目の複製が誤動作する現象
測定項目をカットしたまま保存したワーク・プロジェクトで、測定項目の複製が誤動作していました。
改善後の動作
測定項目が正しく複製できます。
現象発生レビジョン | 対象ファームウェア |
---|---|
Rev 2.31.00 ~ Rev 2.32.00 | CX1000_MCU, CX1000CX1000_MEMORY_TYPE_F |