CloudTesting(TM)の高度な機能を利用できるエキスパートモードのライセンスです。
エキスパート・モードは以下を実現します
高度な測定
次の機能を組み合わせることにより、複雑で高度な測定を行うことができます。
- 変数は、測定項目が実行される度に評価されます。
- インターポーズ処理で、変数の値を変更できます。
- インターポーズ処理で、測定結果や測定値を変数に格納できます。
- 任意のjavaプログラムをインターポーズ処理として実行できます。
- インターポーズ処理で実行するjavaプログラムから変数値の参照や変更ができます。
- 測定項目毎に、任意の変数を参照して良否判定結果と分岐アクションを決定できます。
- フロー中の任意区間を、指定した上限回数に達するまで実行できます。
- CTコマンドによって、スクリプト等から変数値の参照や変更ができます。
- パターン・モディファイIPにより、パターンを動的に変更して測定できます。
- Batch Execution IPにより、柔軟性と拡張性がさらに高まります。
- Spec Selection IPにより、変数によるスペック設定を行い測定できます。Spec Selection IPは、エキスパートモードのライセンスで使用できます。Spec Selection IPについての詳細は、CX1000 ユーザーズ・マニュアルを参照してください。
使用例:
- デバイスをトリミングする。
- デバイスにチップIDを書き込む。
- 不良メモリセルをリペアする。
- 外部装置で測定した温度や照度に従って、測定条件を補正する。
- 測定値を既存のアプリケーションで解析して良否判定する。
測定の自動化
CTコマンドにより、スクリプト等からCloudTesting(TM) Labを操作することができます。これを使用した自動測定の例をあげます。
- 外部機器(温度制御装置や照度制御装置など)を統合した測定システムの構築
- ワークプロジェクトの変数の値を変更しながら測定を繰り返すことによる、多様な測定条件でのデータ取得
- 測定の後処理でのデータ解析
- 取得したデータをサーバーに転送
CTコマンドの例:
- CloudTesting(TM) Labの起動
- ワーク・プロジェクトのロード
- 変数値の参照、変更
- 測定フローや測定項目の実行
- データログの設定
- カウンタの参照、クリア
DUTのカテゴライズ
BinとSortの両方で分類と集計ができます。
強力なワーク・プロジェクト・エディター
エキスパート・モードはワークプロジェクトの編集を強力にサポートします。
- フローとテスト条件が1画面に表示されるので、シームレスでスムーズな編集とデバッグが可能です。
- 電源がテスト間で維持されているかどうかは、1画面に表示されます。
- 複数のワーク・プロジェクトをマージする機能により、デバイスのチーム開発をサポートします。
- 複製元テスト項目からアルゴリズムIPを置き換えたテスト項目を複製することができます。