電源電圧や入力電圧、出力電流の閾値を測定したい

質問

電源電圧や入力電圧、出力電流の閾値を測定したい

回答

電源電圧や入力電圧、出力電流の閾値はGeneric Search IP(PCXA01-M5005)を使用して測定します。
Generic Search IPは、対象となる試験について、試験条件に設定された変数値の変更と試験実行を繰り返しながら、試験項目の実行結果が遷移する変数の値をサーチするIPです。  

以下に最大動作電源電圧を測定する例を示します。

  1. サーチ対象とするDouble型の変数を定義します。以下、この変数をvddと記載します。

  2. Functional Testing IPを使用してサーチ対象の機能試験項目を作成します。
    最大動作電源電圧を測定する電源ピンの[Source Value]には、vddを設定します。
    また、IOピンの入力電圧など、電源電圧に追従して値を変更したいパラメータがある場合は、そのパラメータもサーチ対象の変数を使用した式で設定します。 例)[VIH]=vdd×0.8

  3. Generic Search IPを使用して最大動作電源電圧をサーチします。
    各パラメータを以下のように設定します。 なお、以下の例では、電源電圧を変化させながら2で作成した機能試験を実行し、最後にPassした電源電圧をサーチ結果とします。 サーチ範囲内で実行結果が全てPassの場合は、[Stop Value]の値がサーチ結果となります。

    パラメータ
     Target Item  2で作成した試験項目名 
     Target Variable  vdd 
     Start Value 2で作成した試験項目がPassする電圧値 
     Stop Value 2で作成した試験項目がFail、もしくはサーチを終了する電圧値 
     Resolution 測定分解能 
     Search Method LinearもしくはBinary 
     Result for no transition point Decided by Execution Result
更新日
2017年01月01日(日)