CloudTesting™ Lab 2.42.00

1. 改版概要

レビジョン番号改版理由
2.42.00機能追加、機能改善、不具合修正

2. 追加機能

2.1 メッセージ表示領域

(1) ログ保存ファイル上書き指定時のオプションの追加

ログ保存ファイル上書き指定時の以下のオプションを追加しました。

  • フロー実行ごとにログ保存ファイルを上書きする
  • 上書き時にバックアップ・ファイルを作成する
対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「5.10 メッセージ表示領域の設定をする」

    • 「ログ保存ファイル作成時に上書きするかどうかを設定する」

3. 改善機能

3.1 パターン・コンパイラ

(1) グラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)からのコンパイルのオプション追加

以下のオプションを追加しました。

  • パターン・ソース・ファイルのフォルダをワーク・プロジェクトと別のフォルダにする
  • パターン・オブジェクト・ファイルの出力フォルダを変更する
対象ファームウェア
CX1000_MCU

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「4.50 パターン・コンパイラ・ウィンドウ上でパターン・ソース・ファイルをコンパイルする」
    • 「4.50.2 コンパイルを実行する」
      • CX1000_MCUファームウェア用のオプションを設定する

(2) コマンド プロンプトからのコンパイルのオプション追加

‘-o’オプションを使用してパターン・オブジェクト・ファイルの出力フォルダを指定できます。

対象ファームウェア
CX1000_MCU

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • 「4.11 パターン・プログラムを作成する」
    • 「パターン・ソース・ファイルのコンパイル」
      • 「コマンド・プロンプトからコンパイル」

3.2 Flow Execution

(1) ドラッグによる複数測定項目のコピー対応

スタンダード・モードおよびエキスパート・モードで、ドラッグによる複数測定項目のコピーに対応しました。

対象ファームウェア
CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

詳細は、「CX1000 ユーザーズ・マニュアル」の以下の節を参照してください。

  • スタンダード・モード
    • 「5.1 フローを実行する」
      • 「測定項目を移動して実行の順番を変更する」
        • 「ドラッグ&ドロップによる方法」
  • エキスパート・モード
    • 「8.4 フロー項目一覧領域」
      • 「フロー項目を移動する」
        • 「ドラッグ&ドロップによる方法」

4. 不具合項目

4.1 メンテナンス・プログラム

(1) レベル・キャリブレーション(DC Calibration)実行時、データ書き込みでエラーが発生する現象

レベル・キャリブレーション(DC Calibration)実行時、CloudTesting™ Station へのデータ書き込みでエラーが発生する場合がありました。

  • 改善後の動作
    CloudTesting™ Station へのデータ書き込みが正常に行われます。
現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 1.00.00 ~ 2.41.01CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

4.2 Analysis Tools

(1) Analysis Toolの実行を中断した時、Final Measure Itemに指定した測定項目が実行されない現象

Analysis Toolの実行を中断した時、Final Measure Itemに指定した測定項目が実行されませんでした。

  • 改善後の動作
    Analysis Toolの実行を中断した時、Final Measure Itemに指定した測定項目が実行されます。
現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.41.00 ~ 2.41.01CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

4.3 Setup and Execution

(1) Shmoo AlgorithmにMeasure Item Execution IPの測定項目を指定して実行するとエラーになる現象

Shmoo AlgorithmにMeasure Item Execution IPの測定項目を指定して実行するとエラーになっていました。

  • 改善後の動作
    Shmoo AlgorithmにMeasure Item Execution IPの測定項目を指定してもエラーにならずに実行できます。
現象発生レビジョン対象ファームウェア
Rev 2.41.00 ~ 2.41.01CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

4.4 起動処理

(1) CX1000D S2-LINKでの起動時にMASTERとSLAVEのファームウェアのリビジョンが違っていてもエラーにならない現象

CX1000D S2-LINKでの起動時にMASTERとSLAVEのファームウェア・リビジョンが異なっていてもエラーになりませんでした。

  • 改善後の動作
    MASTERとSLAVEのファームウェア・リビジョンが異なる構成ではエラーになります。
現象発生レビジョン対象ファームウェア
2.01.00 ~ 2.41.01CX1000_MCU

4.5 エキスパート・モード

(1) [Execute Select Item & Suspend]を実行するとハングアップする現象

RVSの電源条件を表示したまま[Execute Select Item & Suspend]を実行するとハングアップします。

  • 改善後の動作
    [Execute Select Item & Suspend]が正常に実行されます。
現象発生レビジョン対象ファームウェア
2.20.00 ~ 2.41.01CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F

(2) ピン定義がクリアされて測定が実行できない現象

[Pin Definitions]ダイアログ・ボックスで以下の操作をすると、ピン定義が全てクリアされて測定が実行できなくなっていました。

  1. チャンネル番号が範囲外などハードウェアのスペック外のピンを定義する。
  2. [OK]をクリックする。エラー・ダイアログが表示さる。
  3. [Cancel]をクリックして[Pin Definitions]ダイアログ・ボックスを閉じる。
  • 改善後の動作
    [OK]クリック時にエラーとなった場合、[Pin Definitions]ダイアログ・ボックスは閉じません。ダイアログ・ボックスを閉じるには、ハードウェアのスペック内のチャンネル番号を設定してください。
現象発生レビジョン対象ファームウェア
2.20.00 ~ 2.41.01CX1000_MCU, CX1000_MEMORY_TYPE_F