Functional Testing IPは、ICの持つ論理機能が正常に動作することを確認するアルゴリズムIPです。入力ピンにパターンを印加し、出力が期待値パターンと一致することを確認します。
本IPを使用して次のような試験を行うことができます。
- 設計検証
- 特性評価
- 信頼性評価
- 不良解析
- テスト・ベクタのデバッグ
- 選別ワーク
PCXA01-M1043 Multiple Pattern Execution Plugin for Functional Testing IPは、Functional Testing IPの複数パターンを実行する機能と特性データを取得する機能を有効にするプラグインです。本プラグインは、CX1000による機能検証効率を飛躍的に高めます。
PCXA01-M1023 Data log extension plugin for Functional Testing IPは、Functional Testing IPの2049サイクル以上のデータログを取得する機能を有効にするプラグインです。Functional Testing IPが取得できるフェイルサイクル数は最大2048ですが、本プラグインが有効な時は、最大サイクル数に制限はありません。
機能
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パターン・プログラムを使用して測定対象デバイスの機能を試験します。
- 電源条件、信号条件、パターン条件を設定します。
- パワー・シーケンスに従って電源投入します。
- パターンを実行します。
- パターン実行結果により良否判定をします。
- パワー・シーケンスに従って電源遮断します。
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データ・ログ機能によりパターン実行結果の詳細を確認することができます。
二つのキャプチャ・モードにより効率良く不良解析を行うことができます。
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Normal Mode
2kのフェイル・サイクルを1度のパターン実行で取得することができます。PCXA01-M1023 Data log extension plugin for Functional Testing IPが有効な時、パターン実行を繰り返して全てのフェイル・サイクルを取得することができます。
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One Shot Mode
連続する16Mサイクルのパターン実行結果を一度に取得することができます。
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EDAツールとの連携によるSCAN故障解析を行うことができます。
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他IPとの連携による特性評価、解析を行うことができます。
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インターポーズ処理連携機能による測定値の再利用を行うことができます。
パターン実行結果、最初のフェイル・サイクル、最初のフェイル・アドレス、フェイル・サイクル数、フェイル・ピン数、ピン毎の結果、フェイル・サイクル番号、メイン・パターンの最終アドレス、パターン実行サイクル数を他の試験や外部ソフトウェア等で再利用することができます。
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機能拡張プラグインによる機能拡張を行うことができます。
- PCXA01-M1043 Multiple Pattern Execution Plugin for Functional Testing IP
- PCXA01-M1023 Data log extension plugin for Functional Testing IP
- PCXA01-M1034 High resolution timing setting plugin for Functional Testing IP
- PCXA01-M2200 Arbitrary Waveform Applying Plugin
- PCXA01-M1039 External Power Supply Control Plugin
- PCXA01-M5009 Batch File Execution Plugin